温灸について
当鍼灸院では温かくて気持ちの良い温灸を良く使っています。

お灸と聞くと「熱い」「痕が残る」というイメージを持っていらっしゃる方が多いと思います。

温灸と言われているのは、直接もぐさが肌に触れずに適度な距離をおいて温めていくお灸の事です。

 鍼治療と温灸を併用していきますが、鍼が苦手な方には温灸だけの治療もできます。

生理痛、更年期障害、不妊症などの婦人科系の症状や胃腸の症状には特に効果があります。

気持ちいいのでお灸中は眠ってしまう方も多いです。ストレスの多い方には

この温灸でリラックスしていただきたいです。

 

不妊症鍼灸治療

予約(電話・メール)➡ 来院 ➡ 問診票に記入 ➡ 問診(説明) ➡ 

患者着に着替え ➡ 治療(約1時間) ➡ 会計・次回の予約  

 

以上のような流れになります。

初回は問診と説明に少し時間をいただきます。

2回目以降は体調確認や病院での治療経過を聞いてすぐに治療にはいります。

 

当院では卵巣・子宮の状態を良くしていくための目的をもって、ひとつひとつの

はり、灸、整体の手技を行っています。

卵巣で状態の良い卵胞が育つためのホルモンがしっかり届くように、また子宮でちゃんと育っていくように骨盤内の血流を良くしていくための骨盤周囲への鍼灸、整体を行います。

そして卵巣に働きかけるホルモンが脳(視床下部・下垂体)から出ています。

ここはストレスの影響を受けやすいと言われているところです。そのためにストレスを軽減する事もして、ホルモンが血流に乗って届きやすくするために首、背中、足からもアプローチしていきます。

 

このような治療を一週間に一回を基本にして、タイミングや人工授精なら排卵直前とか、体外受精なら移植直前などにも行います。

 

☆よく受ける質問☆  「どれくらいの間隔で来たらいいのですか?」

 

だいたい全員に聞かれます。理想は週に一度のペースです。

当院の鍼灸治療では、月経期、卵胞期、黄体期(低温期・高温期)で使うツボを変えていきます。週に一回のペースで通われるとだいたいそれぞれの期間に治療できるようになります。

あとは、体外受精の移植の直前の鍼灸治療で、着床の確率が上がるデータもあるので、移植の直前もお勧めしています。

 

☆卒業について☆

 

めでたく妊娠が確認された後、流産のリスクが減る12週ぐらいが卒業の目安です。

(流産の多くは、染色体の異常が原因とされています。それを鍼灸で変える事はできません。)

12週が過ぎてからも、つわりの軽減のため、肩こり、腰痛、安産、逆子などがあるので、出産直前まで治療を受ける方もいらっしゃいます。特にお腹が大きくなってくるとほとんどの方は腰痛を感じます。程度はさまざまです。少しでも痛みがひどくならないように予防する事もやっていきます。